インデックスとは、検索エンジンのデータベースに、Webページが登録されることです。厳密には、Webページに記載されたテキスト、画像、動画ファイル等を検索エンジンが解析し、検索アルゴリズムに適した状態でデータベースに登録することを意味します。このデータベースに登録されることを指して「インデックスされる」という表現が使われます。

SEO対策を行ったWebサイトが、検索エンジンにインデックスされるまでの一般的な流れは以下の通りです。

【クローリング】

検索エンジンのボットが、Webサイトのコンテンツを取得するために、サイトをクロールします。クロールとは、Webサイトのページをリンクを辿っていき、ページの情報を収集することを指します。検索エンジンは、クロール中にサイトの構造やリンク構造を解析し、どのページをクロールすべきかを決定します。

【インデックス】

検索エンジンは、クロールしたページをインデックスに追加します。インデックスとは、検索エンジンが保有するページの情報のデータベースです。検索エンジンは、インデックスに登録されたページを基に検索結果を作成します。

【ランキング】

検索エンジンは、検索クエリにマッチするページをランキングします。ランキングとは、検索結果の順位を決定することを指します。ランキングは、検索エンジンのアルゴリズムに基づいて決定されます。

●クロールされないケース

購入したばかりの新規ドメインは、クローラーが巡回していないためクロールされにくいですが、多くの場合は時間が経てば解消されます。

SEO対策の効果はすぐに実感できるとは限りません。Webサイトのランキングは、検索エンジンのアルゴリズムや競合状況など多数の要因に影響されます。そのため、SEO対策を行ってもすぐにランキングが上がるとは限りませんし、逆に下がってしまう場合もあります。

【ランキングが下がってしまう原因】

1.Googleのアルゴリズムの変更

Googleは常にアルゴリズムを変更しており、そのたびにランキングの変動が起こります。アルゴリズムの変更によって、一度上位にランクインしていたページが下位に落ちることがあります。

2.競合サイトの増加

競合サイトの数が増えると、自社サイトが下位にランクダウンしてしまうことがあります。特に、競合サイトのSEO対策が自社サイトよりも優れている場合は、ランキングの低下が起こりやすくなります。

3.コンテンツの質の低下

Googleは、コンテンツの質を重視しており、質の高いコンテンツを提供するサイトが上位にランクインします。そのため、コンテンツの質が低下してしまうと、ランキングが下がることがあります。

4.サイトのスピードやセキュリティの問題

Googleは、サイトのスピードやセキュリティにも注目しており、スピードが遅いサイトやセキュリティが不十分なサイトは、ランキングが下がることがあります。

以上のように、SEO対策を行っていてもランキングが下がる場合があります。そのため、常に最新の情報にアンテナを張り、適宜対策を行うことが重要です。また、競合サイトとの差別化やコンテンツの質の向上、サイトのスピードやセキュリティの改善など、継続的な改善が必要です。

SEO対策は即効性がありません。Googleは、検索結果のランキングを決定するために、膨大な数のページをクロールしているため、一度対策を行っただけで即座に上位にランクインすることは難しい場合があります。総じて、SEO対策には即効性がないとされていますが、長期的に見れば非常に効果的であることが多いです。SEO対策を行う場合は、継続的な改善と努力が必要です。

【根気よく取り組む】

SEO対策の効果は、検索エンジンのクローラーがWebサイトを再度訪問し、変更点を確認するまで時間がかかることもあります。そのため、SEO対策の効果を実感するには、数か月の時間が必要です。

【少しでも早く効果を実感する方法は？】

SEO対策は即効性を求めるのではなく、継続的に取り組む必要がありますが、少しでも早く効果を実感できればモチベーションも上がりますよね？ぜひ以下の3つをお試しください。

1.Google Search Consoleの利用

Google Search Consoleは、Webサイトのパフォーマンスを分析するためのツールです。Search Consoleでは、検索エンジンからのトラフィックの状況やクロールエラーの有無、リンク情報などを確認することができます。また、Search ConsoleではWebサイトのインデックス状況やクロールされたページの数などを確認することもできます。

2.キーワードランキングの監視

SEO対策を行う目的は、キーワードのランキングを上げることです。そのため、キーワードのランキングを監視することで、SEO対策の効果をすぐに実感することができます。キーワードランキングを確認するためには、Googleの検索結果ページやSEOツールを利用することができます。

3.トラフィックの増加

SEO対策が効果的に実施されると、Webサイトのトラフィックが増加することが期待されます。トラフィックを測定するためには、Google Analyticsなどのウェブ解析ツールを利用することができます。

まとめ

効果が出るまでに時間はかかりますが、SEO効果が発揮されれば、Web集客や企業ブランディングにも良い影響を与えます。広告出稿とは違い、無料で始められるため費用対効果の高い施策です。根気強くWebサイトを育てていきましょう。