◇業界別にみるホームページ作成の必要性 ~農家、生産者編~◇
「農家、生産者にホームページなんて必要ないんじゃない?」
と思われがちですが、
名刺がわりとしてシンプルなホームページを作ったり
デザインや写真にこだわった宣伝効果の高いホームページを作ってネット販売をしたり ・・・
それぞれの目的に合ったホームページを持つことで自慢の作物を直接消費者にPRすることができ、消費者との距離もより近く感じられるはずです。
こちらを参考に、ぜひ一度ホームページの作成を検討してみてください。
農家にホームページが必要な理由としていくつかの理由が挙げられます。
まず一つ目は…
~農業従事者の減少、人手不足を補うツールとして~
現在、農業従事者の数は後継者の不足や地方の過疎化等が原因となり減少傾向にあり、高齢化の問題もあります。
限られた人員で効率良く仕事をするためには、農産物を育てて出荷するだけではなく、販路の確保をする事が大切な仕事の一部となってきています。
その “販路を確保する” 部分においてインターネットを活用し、自分達で作った農産物をより多くの消費者にPRをすることを目的に「ホームページ」を作る農家の方が増えており、現在は多くの農家が自身のホームページで販売促進を行っています。
そしてもう一つ、
~新たに農業を始める方へのきっかけづくり~
近年、定年退職後に農園を開いたり、オーガニックにこだわった有機野菜を自ら栽培することに興味をもったり、中には若い人が集まって出資し農園を作ったりと、新しく農業に従事する人が増えていきています。
そういった方が農業に参入するきっかけとして、地方の農業事情を発信し地域の農産物や地域の特性などを知ってもらうためにもホームページ作成は有効だと思われます。
こちらでは、農家の方がホームページを作成する際のポイントと注意点をご紹介します。
~他農園との差別化がポイント~
農産物を紹介・販売するサイトは近年増えてきていますので、他との差別化していくことが大切になります。
実際の味や美味しさは購入してみないとわかりませんので、消費者の方にとってプラスαの情報となるようなもの載せることもひとつの方法です。
例えば、
・農産物を使って作る地域の郷土料理のレシピを載せる
・ブログに作業風景やその時々の畑の様子をアップする
など。
生産者の人柄や農園の様子がわかるようなものをホームページに載せると消費者の安心につながります。
~対応には注意~
ホームページを作成すると、顧客からの問い合わせの電話やメールなどが増えると思います。
もしネットで販売もしている場合は
「傷んでいた」「思っていたサイズと違う」「ネットで見たものと色が違う」
など、生鮮品ならではのクレームや苦情も考えられます。
対面ではない分、消費者は生産者の普段の電話やメールの文面、クレームの対応から生産者(販売者)の印象を強く受けますので、問い合わせに丁寧に対応することはもちろん大事です。
そして、生産者側の不備に対しては再発しないような具体的な対策をとることや、ホームページ作成の段階では、販売画面にあらかじめ「多少の色形の違いは了承いただきたい旨」の一文を付け加えることを考慮してください。
新鮮な美味しいものを食べたいという思いだけではなく「信用」ができるから、といった理由で農家のホームページへ直接問い合わせをし購入する人がほとんどです。
ホームページを訪れた消費者の気持ちに丁寧に応えることが大切です。
ネットで商品を販売する場合は、JAに卸したり直売所などで販売する時とは少し売り方が違ってきます。
ネット販売で売上を伸ばすためのポイントがありますので参考にしてください。
<安値にしすぎない>
大手ショッピングサイトのように常に閲覧者がいる状態ではないため、安値で少数単位で売ってしまっては当たり前ですがあまり利益がありません。
ネット販売を始める際には「農園独自の商品の強み」を説明文や写真を使ってしっかりと宣伝し、少し高めの価格でも買ってもらえるよう魅力を伝える事を大切にしましょう。
<基本は箱・セット売り>
バラ売りは単価が安く、上記で述べたようになかなか利益が出ず、もしも送料の方が高くなってしまうようではお客様も購入する事を躊躇してしまいます。
直売所での販売はバラ売りで売っている商品でも、ネット販売では箱単位(セット)での販売とした方が、もし注文数が少なくても利益につながります。
そしてセット販売をする際は、『複数種の詰め合わせ』で売り出すのもおすすめです。
例えば…
~旬の野菜を段ボールにどっさり詰め合わせ~
その時々に収穫された野菜を詰め合わせて時期によって中身をかえられるので、農家側にとってはたくさん採れた野菜を無駄にすることなく、色んな種類のお野菜が届くことでお客様にも喜ばれます。
~ちょっとワケありだけ味は抜群なお野菜(果物)セット~
大きさ、キズ、変色、などの市場には出せないような規格外の野菜や果物をお得な値段でセット売りするのもおすすめです。規格外であっても味に変わりはなく、新鮮であればニーズはありちゃんと商品になります。
<一気にネット販売だけに集中しない>
ネット販売は、購入者が増えることで知名度がつきリピーターや口コミ客が増え、少しずつ売上が上がっていくもので、「ネット販売を始めたからこれで売れる・安心」ではないのです。
売上げのペースやお客様からの購入のボリュームがある程度安定し軌道にのるまでは直売などの既存の販路も残し、ネット販売だけに絞ることは避けることをおすすめします。
名刺の代わりとしてホームページを作成したり、オンラインショップで直接販売もできるよう力を入れているホームページもあったりと、それぞれの目的に応じたホームページを作成する農家の方が増えています。
そんな農家のホームページですが、最近のものはどれも、まずパっと目を惹くおしゃれなデザインが多く、ホームページを使って農産物・農園のイメージアップにつなげています。
今回は、弊社が作成した “イマドキの農家のホームページ” の一部をご紹介します。
~兵庫県たつの市 新鮮なお野菜をお届けする御津サンファームさん~ (弊社デザイン)
http://mitsu-sunfarm.co.jp/
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