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「クラウド」について理解していますか?
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すっかりリモートワークが定着して、逆に出社が面倒になりますよね?2020年の年明けに突然出社から在宅勤務に切り替わり、戸惑った方も多いのではないでしょうか。仕組みもわからず自宅でパソコン操作をしながら仕事をしているかもしれませんが、それには「クラウド」が大きく関わっています。今回は初心者でもわかる「クラウド」についてご紹介いたします。
目次
- 1 クラウドとは?
- 2 クラウドサービスが生まれた背景
- 3 メリット・デメリット
クラウドとは?
クラウドとは「クラウドコンピューティング」の略称で、インターネットに接続して利用するサービス全般のことです。従来であれば、メールを利用する場合はメールソフト、文章作成・表計算にはWordやExcelといったソフトウェアをパソコンにインストールしておくことが一般的でした。それに対してクラウドは、ユーザーが自らソフトを用意しなくても、インターネットに接続すれば利用できるものであり、手元にHDDやソフトウェアがなくても、データの保存やWEBサービスが利用できるのです。
【3大クラウド】
Amazon、Microsoft、Googleの主要3社が提供しているクラウドサービスをまとめて「3大クラウド」と言い、Amazonが提供するAWS、MicrosoftのAzure、GoogleのGCPの3つが世界的シェアを誇っています。
【クラウドサービスの具体例】
クラウドは、さまざまなサービスが提供されています。具体的なクラウドサービスをご紹介いたします。
■ファイルサーバ
・Dropbox
・Box
・Googleドライブ
・iCloud
GoogleドライブやiCloudは、スマホのバックアップデータを保存する場所としても提供されており、スマホの機種変更時にはクラウド経由でデータの移行ができるようになりました。
■メール
「Gmail」や「Yahoo!メール」もクラウドサービスの1つです。GmailやYahoo!メールは、パソコンのブラウザを開けばメールの送受信が可能ですが、これらの操作は各社が提供するクラウドサーバ上で行っています。なお、OutlookなどのメーラーをPCにインストールして利用するメールは、クラウドサービスとは言えません。
パソコンにソフトウェアをインストールして操作するかどうかで判断できます。
クラウドサービスが生まれた背景
クラウドサービスが生まれた背景は『コンピュータの利用台数が増えすぎた』ことにあります。コンピュータの利用台数が増えると、各コンピュータにアプリケーションやデータを配布するのが困難になり、サービスが増えたことでサーバも乱立し、管理が負担になっていきました。こうした問題を解決するために誕生したのです。
【1950年代】
世界初の商用コンピュータ(UNIVAC)は1950年代に登場しました。当時は価格も高額で、一人ひとりがコンピュータを使用する時代ではなく、すべての機能を持った大型のコンピュータを、多くのユーザーが同時に利用していました。
【1990年代】
1990年代に入るとコンピュータの価格が下がり、企業は大量のコンピュータを購入し、一人一台の端末を利用するようになります。使いやすく進化したものの、ネットワークはまだ低速でした。
【1990年代後半】
1990年代後半になると、Webコンピューティングの時代になります。ネットワークの速度も改善され、コンピュータの利用台数も爆発的に増えていきます。
【2010年頃〜】
2006年にクラウドコンピューティングが誕生し、1台の物理サーバに複数台のサーバを仮想的に構築することが可能になりました。
【2020年頃~】
新型コロナウイルスの影響や働き方改革の促進でリモートワークが急速に普及しています。クラウドサービスを導入することで、リアルタイムでのコミュニケーションや、クラウドストレージの利用によるファイル共有・管理などが容易になります。クラウドサービスの市場規模は今後も拡大していくと見られています。
メリット・デメリット
クラウドは無意識に利用しているくらい定着していますが、メリットとデメリットをいくつかご紹介いたします。
【メリット】
□メリット1:導入コストが抑えられる
クラウドシステムを導入すると、自社で設備を準備する必要がなく、導入コストを大きく抑えることができます。
□メリット2:サーバの拡張が容易
クラウドでは、必要に応じて、リソースの増減を行うことができるという利点があります。繁忙期に一時的にスペックを上げるという対応も可能です。
□メリット3:情報共有が簡単
クラウドは、社内のパソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンなどのいろいろなデバイスで利用できるため、情報共有が簡単に行いやすく、仕事効率を上げる効果も期待できます。
□メリット4:セキュリティが充実している
クラウドサービスを利用する際には、企業の重要データをクラウドサービスへ提供する企業に預けることになります。大手IT企業の製品は、特にセキュリティが高い製品が多く、安心して業務に使用できます。
【デメリット】
■デメリット1:オンラインの環境が必須
オフラインではクラウドを使えません。クラウドを利用するための環境として、インターネットの環境は必須となります。
■デメリット2:社内システムと連携できない場合がある
クラウドサービスは、社内システムの連携に制限があります。自社で使っている社内システムと連携できるかどうかは、利用するサービスの仕様次第のため、事前に社内システムとの連携について確認が必要です。
■デメリット3:サービスが終了するリスクがある
クラウドサービス提供元の企業が倒産した場合、提供されているサービスも使えなくなるリスクがあります。
■デメリット4:カスタマイズが自由にできない
クラウドサービスは一般的にでき上がっているサービスを利用する形態になるため、カスタマイズが自由にできないというデメリットがあります。自社で使いやすいようにカスタマイズしたくても、そのカスタマイズができる範囲に制限があります。
クラウドはネット環境さえあれば、場所や時間を問わず利用できるため、リモートワークの業務には欠かせない機能です。クラウド市場は今後さらに拡大することでしょう。
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